次世代担う若者支える

 今年もよろしくお願いします。新年を迎えてから、雨と雪が交互に降っています。数年前まで、あり得なかった現象です。

 昨年12月には、ケンタッキー州を含む3州で竜巻が220マイル(350キロ)以上に渡り甚大な被害をもたらしました。コロラド州では、年末年始にかけての山火事で、1000戸以上の家屋が焼失しました。

 これらの自然災害が気候変動に関連するものかどうかを、科学者は検証中ですが、素人目には無関係とは思えません。

 18歳から29歳を対象としたハーバード大政治研究所の世論調査によると、若者の約半数が鬱や絶望感に苛まれ、その半数は自殺や自傷行為を考えたと回答しています。

2022年1月17日掲載

 この調査の責任者ヴォルペ氏によると、この世代の記憶は2001年の9.11同時多発テロに始まります。その後、06年のハリケーンカトリーナ、07年に始まった金融危機とそれに次ぐ大規模な景気後退、オバマ政権からトランプ政権への政治的・社会的変化。そして昨年1月の連邦議会議事堂への暴徒の乱入と約2年間のパンデミック(世界的大流行)。

 これらに加え、気候変動に対し手をこまねいている大人の態度も、若者の心に重くのしかかっています。

 ウッドウェル気候調査センターによると、地球の氷の体積が過去40年間に75%減少したことにより、海の水位が上がり、太陽光を反射する能力も40%低下しました。将来をダメにしているのは大人だという怒りと慢性的な行き詰まり感が、若者を絶望へと導いています。

 二つの調査結果が示唆するところに、危機感を感じます。

 今年は、若い人に期待するだけでなく、手助けすることを心がけようと思います。

 (ニュージャージー州在住)


Leave a comment