前回コーチングを受けた経験を書いたところ、「コーチングって何ですか?」というご質問をいただきました。直接定義するのが難しいので、コンサルティングとの比較で説明しています。
コンサルティングでは、専門知識を持つコンサルタントがクライアントに解決策を提供しますが、コーチングではコーチとの対話を通じて、クライアントご自身が解決への道を探ります。私の質問例を「10 叱るべきか、叱らざるべきか」と「11 叱るとは」に少し書きましたので、よろしかったらご覧になってください。
コーチングは、「クライアントは健康で十分な判断力を備えている」という前提に基づいています。ですから、コーチが新しい視点を提案することはあっても、解決策を提供することはありません。対話を通じて課題にじっくり取り組む機会を提供し、クライアントの成長を促すのがコーチングです。このため、コーチングはリーダーの育成によく活用されます。
コーチングで心が癒されることがありますが、それはコーチングの本来の目的ではありません。ですから、心の不調が気になる方には、カウンセリングや心理療法との併用をお勧めします。
コーチの仕事の一つは、クライアントに「気づき」を得る機会を提供することです。質問を通じてクライアントの話の矛盾や盲点を探り、さまざまなモデルを使ってクライアントの価値観や世界観を明らかにします。この中で、私はGrowth Edge Coachingという手法を活用することがあります(資格あり)。そして、新たに得た自己認識を成長につなげるお手伝いをします。
一つ強調したいのは、ICF(国際コーチ連盟)の資格を持つコーチとクライアントは対等のパートナーだという点です。上下関係を重視する日本ではコーチの立場が上と思われがちですが、コーチングの中に上下関係は存在しません。コーチはクライアントの成長の可能性を求めてさまざまな質問をしますが、クライアントが的外れだと感じたり、答える準備ができていない場合は、正直に伝えることが大切です。成長の妨げとなっているものは、対話に繰り返し現れます。クライアントの自己認識が深まり、コーチとクライアントの信頼が強まるにつれ、課題を深く掘り下げて検討できるようになります。
今秋、無料で45分のご相談を受けています。コーチングにご興味のある方、ご質問のある方、心にひっかかっているものがある方は、こちらへご連絡ください。 ご相談はオンラインで行います。michikohschwab@gmail.com
実り多き秋となりますように。
