相手尊重し話聞いて

 年末に、二つのことについて考えました。一つは米大統領選での民主党のハリス副大統領の敗因は、有権者との感情的なつながりの不足だったとする分析について。もう一つは、育児時短勤務で午後4時半に終業する従業員が、午後4時からの会議の途中で帰宅したのを見て、同席していたある日本人が立腹していた件です。

その人は、帰宅した理由を知りませんでした。事情を知らずに怒っていたのです。そのエネルギーをよい方向に向かわせる方法は何でしょうか?

一番のお勧めは、相手の考え方に興味を持って、話を聞くことです。就業時間がなし崩しにならないよう、あえて規定の時間に帰宅したのかもしれません。お子さんの病気や会議時間の突然の変更などの不可抗力があったのかもしれません。

  12月28日 掲載

コーチをしてきた経験では、日本人は家庭でも職場でも、相手と対話をせずに考えることが多いのです。それでは、お互いの理解が深まりません。

これは大統領選で、ハリス候補が有権者との対面交流や、人気メディアでの宣伝が足らず、彼らの心情をくみ取れなかったことと共通しています。

「この人は私のことを案じてくれている」と感じてもらうことで、リーダーとしての力が発揮しやすくなります。これは家庭でも職場でも同じです。

 思い込みを避け、難しい場面でこそ、相手の考えや状況に興味を持ち、その人を尊重しつつ話を聞く。それがこの二つの出来事から学んだ教訓です。

 皆さんの気になる今年の出来事は何でしたか? どうぞよいお年をお迎えください。


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