進路選び 銃犯罪影響

 米中西部ミシガン州立大学で2月、襲撃事件が発生し、学生三人が死亡しました。

 翌朝、この大学に娘さんが通う友人に連絡を取ると、娘さんは友達と一緒に学生寮のクローゼットに隠れ、難を逃れたとのことでした。学生も家族も、事件の恐怖と不安を一生忘れられないでしょう。

 数年前、長女からワシントンDCの大学には行かないと宣言されました。米国には建国前の州境界線問題を解決するために作られたメイソン・ディクソンラインがあります。長女はそのラインに沿ってワシントンDCを南部と判断。家から電車でも車でも行けるのに、進学の候補地から消えました。

 

5月6日 掲載

米国南部の州は、銃の購入や携行に関する法律がゆるく、銃犯罪に巻き込まれる可能性が高まっています。長女の進学の際には、地域を限定しないでと言っていた私が、高校3年生(日本の高校2年生)の長男には、手のひらを返し、北部の大学を推しています。

 同じように考える親は多いらしく、ここ数年の銃犯罪の増加で、南部の大学への願書提出が減るという予測がニュースになりました。しかし、ミシガン州の事件のように、南部ではないから安全とは限りません。

 米非営利団体「銃暴力アーカイブ」によると、複数の死傷者を出した銃襲撃時間は180件超(5月2日現在)。件数の多さもさることながら、学校や人が多く集まるところを狙った事件が増えていることが、とても気がかりです。

 せめて、誰がどんな銃をどこに保管しているかという基本情報の登録義務を法律化して欲しいです。

 人の命は一つきり。政治家がこの事実を胸に刻み、イデオロギーを超えて、現実的な銃規制を実現するのは、いつの日か。


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